
「着たい」アイテムを「イメージ」の加工方法で作ろう PRINTING METHODS SPRING & SUMMER 2023
2023.02.20 公開
“HOW TO PRINT United Athle”
豊富なアイテムバリエーションから「着たい」アイテムを作れる、United Athle。
だからこそ、デザインと加工方法の組み合わせにはこだわりたいもの。
今回は、2種類のデザインについてそれぞれ2つずつの技法で加工を施し、仕上がりを比較しました。
同じデザインでも加工方法を変えれば見え方も変わります。
最適な加工方法をそれぞれのポイントを押さえ、選んでみてください。
PRINTING & PROGRESS主な加工パターン
まずは今回使った4つの加工方法のそれぞれの特長と注意点を紹介。
ポイントを押さえれば、スムーズにアイテム作りを進めることができます。

PROCESSING : 1シルクスクリーンプリントSILK SCREEN PRINTING
1色ごとに「版」を製作しインクを刷るプリント方法。インクの種類を変えることでさまざまな表現ができ、主に大量ロットに適しています。ウェアプリント加工の中で最もポピュラーな手法。インクの色数を増やすと、その分だけ版の製作費用が増えていくので注意が必要です。

PROCESSING : 2インクジェットプリントDTG PRINTING
製品に直接インクを吹きかけるプリント方法で、1枚ずつプリンターで印刷をするので小ロットに適しています。フルカラーで再現性の高いプリントをしたい場合に◎。主に綿素材の製品で対応が可能な方法なので素材選びは注意が必要。多色のデザインやグラデーション、写真などをきれいにプリントすることができます。

PROCESSING : 3転写プリントHEAT TRANSFER PRINTING
専用シートにデザインを印刷し、圧着することでプリントをする方法。発色の良いフルカラープリントが特長で、さまざまな素材の製品にプリントが可能です。シート特有の質感は好みが分かれるため、デザインにマッチするかどうか確認する必要があります。

PROCESSING : 4刺繍EMBROIDERY
他のプリントにはない独特の高級感・立体感があり、小さな柄でも存分に存在感を発揮します。Tシャツやキャップのワンポイントとして大活躍!プリントよりも耐久性があるため、いつまでもきれいに着ることができます。企業ロゴ・ブランドロゴなどのデザインからお一人ずつの名入れまで、活用の幅が広いのもポイント。
COMPARISON加工とその比較

United Athleのマストアイテム、プルオーバーパーカ・クルーネックスウェットに
2種類のデザインを載せて比較してみました!

CASE : 12 COLORS DESIGN
ボディカラーは人気のアッシュを選定し、加工カラーはトレンドにあわせた絶妙なグリーンと、あえてのボディーカラー同系色のホワイト。加工方法で生まれる表現の差に注目です。

Style No. 5618-01
10.0オンス T/C スウェット プルオーバー パーカ
(裏起毛)
17 colors / 6 size
保温性の高いふっくら・やわらかな裏起毛の定番プルオーバーパーカ。表糸は毛玉ができにくい綿100%で組成しており、プリント加工に最適です。2022AWにはUnited Athleの人気カラー「スミ」「スモーキーグリーン」の2色が追加されました。
カラー:005.アッシュ

CASE : 2FULL COLOR DESIGN
ボディカラーは王道のブラック。そこにフルカラーのデザインをのせてみました。多色デザインの際に選ぶ加工方法の風合いと、細かなデザインの見え方などを比較します。

Style No. 5044-01
10.0オンス クルーネック スウェット
(裏パイル)〈アダルト〉
24 colors / 6 size
カラー・サイズ展開が最多の定番クルーネックスウェット。シンプルイズベストのロングセラー商品です。2022AWシーズンにはトレンドのユーズドライクな色目「スミ」や「ストーングリーン」が仲間入り。
カラー:002.ブラック
過去のプリント・加工特集
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